山口地学会

山口地学会

山口ジオフォトツアー

山口県東部

伊陸盆地の中位段丘面と三瓶木次テフラ

伊陸盆地の中位段丘面と三瓶木次テフラ

伊陸(いかち)盆地の中位段丘構成層の最上部から,三瓶木次(さんべきすき)テフラ(SK)が見つかった(山内ほか,2014)。SKテフラはおよそ11~11.5万年前に島根県の三瓶火山から噴出した広域テフラである(町田・新井,2003)。

SKテフラは,これまで三瓶火山より西側では発見されておらず,山口県内での発見ももちろん初めてであり,大変貴重であると思われる。写真の自動車の後ろ側の平坦面が中位段丘面,左下写真のつるはしの頭付近が,中位段丘の構成層最上部に挟まれる三瓶木次テフラで厚さ約15cm。撮影場所は,柳井市伊陸付近地点である。

山内一彦(岩国高校)

柳井市伊陸

前のページに戻る

ページの先頭に戻る